猫も飼っていると言っていたし動物全般好きだったのかもしれません。
ある日店に行くと鳥かごがあり、中に小鳥が入っていました。聞くとこの鳥はヒヨドリの雛で、パールの散歩中目の前に落ちてきたんだそうです。見上げるとカラスがこっちを見ていて「あいつが落としたんだ。放っておいたら食われてしまう」と持ち帰ったそうです。
そしてカラスのエサになるところだったという事で「エサ子」と名付けました。なんだそりゃ(笑)
エサ子は初めのころはまだ飛べなくて、店長が本で調べてエサを作り食べさせていました。そのうち飛べるようになると行き帰りの車の中で離し、また店内でも店長の肩にとまって口でチュッチュして、こっちが見ていられないような事もしていました。
2か月ほどしてエサ子はすっかり元気になり店長にもすごく慣れていましたが、やはり野生の鳥を飼う事はできないらしく、金沢八景にある施設に連れて行きました。「係の人に渡した瞬間すごく大きな声で鳴き出したんだよ」としんみり話してくれました。
これも10年以上前のエピソードです。古くからのお客様の中には覚えている方もいることでしょう。
エサ子。写真が店の引き出しの中から発見されました |